(3)シンガポール港
ターミナルはTanjong Pagar、Keppel、Braniの3ターミナルからなっている。これは、PSA(Port of Singapore Authority)としての管理上の問題から分けているものであり、ターミナル機能としては一体となった運用がなされている。
特に、シンガポール港で特記すべきことは、ガントリークレーンの運用がバース毎に固定されているのではなく、本船の大きさに合わせ最大5基まで利用できる点である。従って、クレーン1基あたりの荷役能率は我が国に比べ低いものの、本船の荷役時間は大型船でも10時間以内となっている。
また、ターミナルの自動化を目指しているBrani Terminalでは、トランステナーに代わって天井走行式クレーンが一部設置され、自動化試験が行われている。さらには、20フィート×4個、又は40フィート×2個積載可能なダブルスタックトレーラーを導入し、ターミナル内の荷役効率を高めている。
表5−3 シンガポール港におけるターミナル施設
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